2018年に西日本豪雨災害が起きた時、
災害ボランティアに行った私は被災した地域をはじめて目の当たりにしました。
夏の真っ青な空の下に広がる、土砂で流されてしまった集落。
自宅に土砂が流れ込み、それを見つめる被災された方の後ろ姿。
言葉がなにも見つかりませんでした。
こんなちいさな自分にできることなどないのでは、と思いました。

復旧活動の現場に行くと、被災した方々の為に寝る間も惜しんで働かれている行政、
NPOなどの方々の姿がありました。
そして全国から集まるボランティアの方々。
こんなにも汗だくになりながら支援活動をされる方々の姿が目に焼き付き、
心が揺さぶられました。

「この様子を写真に収め発信していくことが、なにか力になるのでは？」
そこで情報発信のお手伝いを始めたことが、”私にできること”のはじまりです。

情報発信に取り組む中、インターネットやSNSが発達した情報化社会において、
一瞬で状況を伝えられる写真の力を感じました。
その力でもっと何かの役に立ちたい。
もっと自分以外のだれかに関心をもって、やさしさを向けられる社会につなげていきたい。
これがソー写ルグッド株式会社を設立した理由です。

同じ気持ちの仲間とともに、前に進んでいきたいと思います。